今月の主題 注目されている感染症―Emerging Infectious Diseases
技術解説
レジオネラ症
小出 道夫
1
,
齋藤 厚
1
Michio KOIDE
1
,
Atsushi SAITO
1
1琉球大学医学部第1内科
キーワード:
レジオネラ肺炎
,
尿中抗原検出法
,
間接蛍光抗体法
,
PCR法
Keyword:
レジオネラ肺炎
,
尿中抗原検出法
,
間接蛍光抗体法
,
PCR法
pp.523-528
発行日 1998年5月15日
Published Date 1998/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542903723
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レジオネラ肺炎の診断には,臨床症状が進行の早い急性肺炎の病型をとり,かつレジオネラが培養で検出されるか血清抗体価が陽性であることを必要とする.このほかに補助診断として直接蛍光抗体法による検体中の本菌の確認,EIAによる尿中菌体抗原の検出,遺伝子診断(DNAテクノロジー)がある.しかし入手法,診断価値,迅速性などすべての条件を満足する方法はないので,いくつかの診断法を組み合わせることが望ましい.
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