カラーグラフ 皮膚病変のみかたとらえ方
紫斑(出血斑)の疾患別特徴
石川 英一
1
,
大西 一徳
1
1群馬大学医学部・皮膚科
pp.1020-1021
発行日 1986年6月10日
Published Date 1986/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220414
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概念 紫斑の色調は始め鮮紅色または紫紅色で,やがて黄(褐)色となり消褪する.局所の循環障害たとえば静脈瘤がある場合は紫斑の消褪は遅れ,ヘモグロビンの変化したヘモジデリンが沈着するため,紫斑のあとは褐色調となる.紫斑は臨床的に硝子圧で褪色しないことより紅斑と鑑別される.
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