一冊の本
—昼田源四郎 著—「疫病と狐憑き—近世庶民の医療事情」
竹本 忠良
1
1山口大学医学部・第1内科
pp.529
発行日 1986年3月10日
Published Date 1986/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220283
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加齢現象のせいなのか臨床経験が増したせいなのか定かではないが,最近では,医学的治療のほかに,宗教的治療を肯定しようという気持になっている,そして,シャーマニズム関係の本をかたっぱしから集めてきて読んでいる.宗教関係の本もずいぶん書架を占領するようになってきた.
「一冊の本」として推薦したい本はたくさんあるが,ごく最近入手した昼田源四郎「疫病と狐憑き—近世庶民の医療事情」(みすず書房,1985)をあげよう.定価もみすず書房の本にしては珍しく,1,500円と安い.
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