今月の主題 止血機構とその異常
鼎談
出血性疾患の治療の実際
吉田 信彦
1
,
池松 正次郎
2
,
安藤 泰彦
3
1自治医科大学血液医学研究部門・止血血栓
2東京医科大学・臨床病理学
3安藤クリニック
pp.296-308
発行日 1986年2月10日
Published Date 1986/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220230
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安藤(司会) 出血性疾患というのは,血管と血小板,凝固線溶のメカニズムのどこかに異常があるために起こるわけですが,実際の臨床上の問題として重要なのは血小板減少症,とくにITP,それに凝固異常の中では先天性の凝固異常としてとくに血友病のA,Bとvon Willebrand病,後天性の凝固異常症としてDIC,あるいは肝疾患などがあげられると思われます.本日はこれらの疾患の治療について,実際にどうやっていらっしゃるのか,お話しいただきたいと思います.
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