今月の主題 不整脈診療の実際
不整脈治療の実際
徐脈性不整脈の治療法の実際
山口 巖
1
,
野口 祐一
1
1筑波大学臨床医学系・内科
pp.66-71
発行日 1986年1月10日
Published Date 1986/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220178
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
薬物に対する徐脈性不整脈の反応は不安定であり,さらに副作用の出現が薬物治療の継続を困難にしている.したがって,徐脈性不整脈の症例に対する薬物治療は,ベースメーカ植え込みが行われるまでの一時的な処置として行われる.本稿では,徐脈性不整脈のうちで臨床上,発生頻度が高い洞不全症候群と房室ブロックについて,内科的治療の限界とペースメーカ治療の適応について概説する.
Copyright © 1986, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.