臨時増刊特集 エコー法の現況
Ⅱ 診断と治療への応用
B 腹部エコー法
45.超音波ガイド造影法
万代 恭嗣
1
,
幕内 雅敏
2
,
伊藤 徹
3
,
渡辺 五朗
4
1社会保険中央総合病院・外科
2国立がんセンター・外科
3東京大学医学部・第2外科
4虎の門病院・消化器外科
pp.2342-2346
発行日 1985年12月1日
Published Date 1985/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220081
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種々の超音波ガイド穿刺の中で,造影法は中心的位置のひとつを占める.しかし,21ないし22Gの細い針を使用した穿刺には,造影ばかりでなくいろいろな応用方法があるので,本稿ではそのうちのいくつかのものも合わせて紹介したい.また,後であげる2,3の注意点を遵守すれば,この程度の細い針による穿刺では,出血などの重大な合併症を起こすことなく,きわめて安全に穿刺をすることができる.その意味では,各種の超音波ガイド穿刺法の入門ともなるべき方法であり,日常診療においても応用範囲が広い.
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