今月の主題 生体防御と感染症
機械的防御の破綻と感染
静脈内留置カテーテルと感染
小林 寛伊
1
1東京大学医学部付属病院・中央手術部
pp.1974-1975
発行日 1985年11月10日
Published Date 1985/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402220009
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最近は,静脈内にカテーテルを留置する症例が多く,その目的も,単に点滴や薬剤投与の経路としてではなく,高カロリー輸液,悪性腫瘍の治療など,長期間にわたって留置する症例が増加している.このような症例においては,compromisedhostの場合がほとんどであり,血管内と環境とが直接つながっている静脈内留置カテーテルによって惹起される感染が,1つの大きな問題となっている.
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