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急性呼吸不全—病態生理と呼吸管理の実際
大村 昭人
1
1帝京大学医学部・麻酔科
pp.716-732
発行日 1985年4月10日
Published Date 1985/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219723
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急性呼吸不全は肺疾患のみでなく,循環器疾患,外傷など多くの全身疾患を背景に起こってくることが多い.その治療は単に呼吸管理のみでなく,基礎疾患の治療,循環・体液管理,感染の予防と治療,合併症の治療,栄養管理など複雑多岐にわたる.これをすべて詳述することは成書に譲って,本稿では急性呼吸不全(acute respiratory failure;ARF)の病態生理と,とくにその呼吸管理に対する基本的考え方と治療の実際を中心に述べる.
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