今月の主題 心不全診療の動向
心不全の病態生理
交感神経,カテコールアミン
小川 宏一
1
1名古屋大学医学部・第2内科
pp.12-13
発行日 1985年1月10日
Published Date 1985/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219563
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心不全の病態生理において,自律神経系が大きな役割を果たしているが,そのなかでも交感神経系,ひいてはその神経伝達物質であるカテコールアミンの役割について多くの知見が集積され,その機作がかなり解明されてきた.
心機能は,心臓に分布している交感神経終末部から放出されるノルエピネフリンと,血流分布により心筋に供給される血中カテコールアミンの2つの供給源よりのカテコールアミン量によって大きな規制を受けている.
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