臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
X.血液・造血器疾患
3.薬剤使用のコツ
副腎皮質ステロイド大量療法の適応と使い方
高久 史麿
1
1自治医大内科
pp.2224-2225
発行日 1978年12月5日
Published Date 1978/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208315
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はじめに
血液疾患の治療に用いられている副腎皮質ステロイドの量は通常極あて大量で,どの程度の量をもって副腎皮質ステロイドの大量療法とするかは,その定義が極めて曖昧である.またかつて一部の急性白血病に対してprednisolone 1日1000mgのような極めて大量の副腎皮質ステロイドの投与が行われたことがあったが,現在ではこのような大量投与はほとんど行われていない.上述のような理由のため,本稿では血液疾患全体に対する副腎皮質ステロイドの投与について,その概要を述べるにとどめたい.
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