今月の主題 慢性閉塞性肺疾患(COPD)
診断的アプローチ
閉塞性障害の気道動態
谷本 普一
1
Hiroichi Tanimoto
1
1虎の門病院・呼吸器科
pp.2630-2632
発行日 1984年12月10日
Published Date 1984/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219526
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呼吸機能上,閉塞性障害を表現する指標のなかで,最も重要視されているのは,スパイログラムによる1秒率FEV1.0%の低下であるが,そのもとになる気道動態は意外に知られていない.
1秒率は,肺活量の何%を,呼気のはじめの1秒間に努力して呼出できるかをあらわす指標であり,この現象は中枢側の気管支の縮小ないし虚脱によって生じる.
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