今月の主題 糖尿病診療の実際
治療
経口血糖降下薬
平田 幸正
1
Yukimasa Hirata
1
1東京女子医科大学・糖尿病センター
pp.1004-1005
発行日 1984年6月10日
Published Date 1984/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402219066
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糖尿病診療の実際に当って経口血糖降下薬の占める比重は,きわめて大きい.その理由の第1は,糖尿病として治療を受けているもののきわめて多数のものが,本剤を使用されていることである.各医療機関で差があるが,20〜70%の糖尿病患者に本剤が投与されている.ただし,80%をこえた時代もあったようである.現在,日本全国でみると通院糖尿病患者の約半数が,本剤による治療を受けていると想像される.したがって,本薬剤に関する充分な知識を持つことは,今後,糖尿病の診療に関係しようとする臨床医にとってきわめて重要な一項目といえる.
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