臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
XII.癌
内科領域の固型癌の特殊な治療法
249.マイクロカプセルを用いた化学療法
高橋 俊雄
1
,
伊藤 順造
1
Toshio Takahashi
1
,
Junzo Itoh
1
1秋田大学医学部・第1外科
pp.2660-2661
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218790
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近年,原発性肝癌に対する塞栓療法は最も著効を示す1つの療法として注目されている.この塞栓療法は,その塞栓部位により大きくproximalembolizationとperipheral embolizationに大別されている1).マイトマシン・C・マイクロカプセル(以下MMC-m.cと略す)動注療法はperipheral embolizationの1つである.
今回は,MMC-m.c投与にて著効を示し,切除可能となった巨大原発性肝癌の1例を通して,MMC-m.c療法の実際,特徴,問題点などについて述べてみたい.
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