臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
XII.癌
癌の合併症の対策
241.胸膜癌症
続木 信明
1
,
鵜沢 毅
1
Nobuaki Tsuzuki
1
,
Takeshi Uzawa
1
1関東逓信病院・呼吸器科
pp.2640-2641
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218782
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胸膜癌症の治療は対症療法で,胸水貯溜による呼吸循環障害の自覚症状を軽減させるために行う.以前は胸腔穿刺をくりかえし胸水を排液したが,近年原発巣の治療成績が向上するにつれ胸膜癌症に対する治療も積極的になされるようになった.胸水消失の期間が長ければそれだけ生存期間の延長が期待できる.そこで本稿では胸膜癌症の局所療法の原則と具体的な方法を述べる.
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