臨時増刊特集 目でみるトレーニング―新作問題248題とその解説
問題
心エコー(207〜218)
楠川 禮造
1
,
阿武 義人
1
,
藤井 諄一
2
,
坂本 二哉
3
Reizo Kusukawa
1
,
Yoshihito Atake
1
,
Junichi Fujii
2
,
Tsuguya Sakamoto
3
1山口大学医学部・第2内科
2心臓血管研究所病院・内科
3東京大学医学部・第2内科
pp.2340-2355
発行日 1982年12月5日
Published Date 1982/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218046
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29歳,女.生来健康であったが,1年半前に急に38℃の発熱と乾性咳嗽を来たし,発熱は抗生剤投与などの治療で消失したが,この後労作時の呼吸困難と乾性咳嗽が持続するようになった.半年前より,労作時の呼吸困難が増悪し,急に体位変換すると,気が遠くなる発作も起こるようになった.
図1は本例の心エコー図(左心系のMモード・スキャン),図2は僧帽弁口部の拡大図である.
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