臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
XI.免疫・アレルギー・膠原病
薬物療法のポイント
213.D-ペニシラミンの使用上の注意
小坂 志朗
1
Shiro Kosaka
1
1青森県立中央病院・内科
pp.2572-2573
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218754
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ペニシラミンは金製剤とともに遅効性ではあるが,特異的抗リウマチ剤として,現在では非ステロイド性抗炎症剤と同様慢性関節リウマチ(RA)の治療に欠かすことのできない重要な地位を占めている.しかし本剤は一部に無効の症例や長期間使用中効力が減退するなどの問題点もあるが,最大の難点はその多彩で複雑な副作用にあり,治療上の大きな障壁となっている.本稿では,この副作用対策を中心に本剤使用上のポイントについてふれてみたい.
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