境界領域
D-ペニシラミンの薬理作用—特に免疫抑制作用について
吉野 槇一
1
,
石山 昱夫
2
,
井上 一
3
Shinichi YOSHINO
1
1都立墨東病院リウマチ科
2帝京大学医学部法医学教室
3岡山大学医学部整形外科学教室
pp.442-446
発行日 1977年5月25日
Published Date 1977/5/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408905525
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はじめに
慢性関節リウマチ(RA)の治療薬には,サリチル酸剤,非ステロイド抗炎症剤,ステロイド剤,金製剤,免疫抑制剤,D-ペニシラミン(D-P.と略す)などがある.
特に,この内,D-P.のRAに対する治療効果は,世界的に注目されており,従来の抗リウマチ剤(主に金製剤)にとつてかわる画期的な薬剤であるとまでいわれている.しかし,本剤は,副作用も決して少なくない.
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