臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
VIII.血液・造血器疾患
問題となるケースの治療
163.難治性再生不良性貧血の免疫抑制療法
高橋 隆一
1
Ryuichi Takahashi
1
1国立東京第二病院・内科
pp.2448-2449
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218704
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再生不良性貧血(再不貧)の治療に蛋白同化ホルモンが使用されて,約半数の症例において効果が認められているが,その効果が一過性であったり,まったく無効であったりするため,治療に難渋する症例が未だに少なくない.最近,かかる難治性再不貧症例に対して骨髄移植とともに免疫抑制療法が試みられ,有効例が報告されて注目されつつあるので,その現況について述べてみたい.
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