Drug Information 薬を安全，有効に使うには・8
Allopurinolと再生不良性貧血
高橋 隆一
1
Ryuichi Takahashi
1
1国立東京第二病院
pp.814
発行日 1991年11月15日
Published Date 1991/11/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1414900263
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Allopurinolは，従来の尿酸排泄剤とは作用機序が異なって，キサンチンオキシダーゼにOxypurineと競合して尿酸の生合成を抑制することによって血清尿酸値および尿中尿酸値を低下させ，また主な代謝産物であるOxypurinolも，キサンチンオキシダーゼを抑制することによって更に効果を高めることが知られている．
わが国においてかつて少なかった高尿酸血症や痛風の患者が，近年急速に増加しているために生活指導，特に食事指導も行われずに安易にAIIopurinolが広く使用されている．
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