臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
IV.循環器疾患
薬物療法のポイント
66.慢性うっ血性心不全における治療薬の選択基準
安田 寿一
1
,
野口 宗親
1
Hisakazu Yasuda
1
,
Munechika Noguchi
1
1北海道大学医学部・循環器内科
pp.2220-2223
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218607
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心不全は心臓のポンプ機能の破綻によっておこり,あらゆる心疾患の末期症状として現われる.初期のうちは安静や食事中の食塩の制限,ジギタリス強心薬や利尿薬の投与によって軽快するが,原因が除かれない限り,再び心不全の再発,急性増悪を繰り返し,次第に死に至る.
以下,長期間にわたり治療に手こずったうっ血性心不全の一例を提示し,治療について解説を加える.
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