臨時増刊特集 問題となるケースの治療のポイント
II.神経・筋疾患
慢性疾患の治療とケア
30.老人にみられる不随意運動
大友 英一
1
Eiichi Otomo
1
1浴風会病院
pp.2134-2135
発行日 1983年12月1日
Published Date 1983/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402218571
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老年者にみられる最も多い不随意運動は振戦と口唇ジスキネシア(oral dyskinesia)である.振戦はParkinson病におけるものが圧倒的に多い,これについては別項で述べられているので,老年性振戦についてのみ論ずる.
その他の不随意運動としては,脳卒中とくに脳梗塞発作初期のmyoclonus,status myoclonicus,Jacob-Creutzfeldt病の経過中,とくに末期にみられるmyoclonus,status myoclonicusなどがある.またHuntington舞踏病がある.
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