臨時増刊特集 臨床医のためのCTスキャン
座談会
CTスキャンの進歩
心臓CT・RI-CT・NMR-CT・Digital Radiography
松山 正也
1
,
舘野 之男
2
,
町田 喜久雄
3
,
田坂 晧
4
Seiya Matsuyama
1
,
Yukio Tateno
2
,
Kikuo Machida
3
,
Akira Tasaka
4
1東海大学医学部・放射線科
2放射線医学研究所・臨床研究部
3東京大学医学部・放射線科
4東京大学医学部
pp.2344-2356
発行日 1981年11月20日
Published Date 1981/11/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217525
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田坂(司会) CTが臨床的に使われ出してから,日本でも5年を経て,経験も豊富になり,確実に役に立つのがどの領域かもわかり,どんどん使われています.まだ,これから進歩すると思われる領域もあります.また装置もX線CT以外の新しいものが開発されてきておりますので,その全般について話し合いたいと思います.
CTという言葉についてですが,これは英語のcomputed tomographyの略です.日本ではコンピュータ断層撮影という名前が使われております.アメリカの論文などでは演題のタイトルには最近まであまりCTという略語は使わないで,きちんとcomputed tomographyと書いてあったようです.日本でも正式には,コンピュータ断層撮影という言葉を使ったほうがよさそうですね.
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