今月の主題 自律神経失調症—心身症としての考え方・扱い方
類縁疾患との鑑別
不眠
筒井 末春
1
Sueharu Tsutsui
1
1東邦大学医学部・心療内科
pp.1774-1775
発行日 1982年10月10日
Published Date 1982/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217956
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不眠は睡眠障害の1つとしてよく知られているが,一般に睡眠時間が短縮し,しかも熟唾感が得られない場合や,あるいは睡眠時間がほぼ正常であっても,朝の覚醒時に爽快感が得られない場合を意味しているものと思われる.
自律神経失調症においては,主訴としてよりも随伴症状の1つとして,不眠をみとめることがある.そこで不眠について他疾患との鑑別をふくめて述べてみたい.
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