Japanese
English
特集 時代による精神疾患の病像変化
解離の概念およびその病像の変遷
Vicissitude of the Notion of Dissociation and its Clinical Presentation
岡野 憲一郎
1,2
Kenichiro OKANO
1,2
1陽和病院
2聖路加国際病院
2St. Luke's International Hospital
キーワード:
Dissociation
,
Neural network model
,
Disconnection syndrome
Keyword:
Dissociation
,
Neural network model
,
Disconnection syndrome
pp.151-155
発行日 2005年2月15日
Published Date 2005/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1405100007
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解離性障害の病像の変遷について論じるのが本稿の本来の目的である。しかしわが国では解離という概念そのものがここ十数年ほどの間にようやく普及したという事情があり,そもそもどのような病像を解離性の病理としてとらえるかというレベルの議論がまだ終わっているとは言えない。このような状況では解離の病像の変遷を論じることは早計だと考える。そこで,まだ変遷しつつある解離という概念そのものについて論じることで本テーマに代えることにする。
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