今月の主題 実地医に必要な臨床検査のベース
正しい採血
食事の影響
村田 健二郎
1
,
江川 宏
1
Kenjiro Murata
1
,
Hiroshi Egawa
1
1関西医科大学・病態検査学
pp.1394-1395
発行日 1982年8月10日
Published Date 1982/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217870
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臨床検査における採血は一般に早朝空腹時が原則とされているが,緊急の検査あるいは外来患者からの採血では食事の影響を考慮する必要がある.また食習慣や生活環境も各個体に大きな影響を与え,これが個人差として現れるものもある.そこで臨床検査における食事の影響については,
1)長期的影響(食習慣,生活環境)
2)短期的影響
①食物中に含まれる成分そのものの血中濃度への影響
②食事による生体内他成分への影響
③乳び血清による測定法上への影響に分けて論述することとする.
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