今月の主題 カルシウム代謝の基礎と臨床
臨床
原発性副甲状腺機能亢進症
清水 多恵子
1
Taeko Shimizu
1
1虎の門病院・内分泌代謝科
pp.1202-1203
発行日 1982年7月10日
Published Date 1982/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217834
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定義
原発性副甲状腺機能亢進症は副甲状腺自体の異常(腺腫,癌あるいは過形成)が先にあって,副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるために起こる疾患である.慢性腎不全にみられる血中Caの低下のために副甲状腺ホルモンが分泌過多になっている続発性副甲状腺機能亢進症や,他組織の悪性腫瘍による高Ca血症(偽性副甲状腺機能亢進症)とは区別される.
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