今月の主題 内分泌疾患の拾い上げとマネジメント
内分泌疾患のマネジメント—専門医のマネジメントが望ましい疾患
原発性副甲状腺機能亢進症
鈴木 康博
1
,
井上 大輔
1
,
松本 俊夫
1
1徳島大学医学部第1内科
pp.1345-1347
発行日 2002年8月10日
Published Date 2002/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402908822
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ポイント
わが国では比較的頻度の高い疾患で,約3,000〜5,000人に1人の割合で発症する.
血清Caが高値で低〜正P血症が存在し血清intact PTHが血清Caに対して高値である場合,家族性低Ca尿性高Ca血症(FHH)が否定されれば原発性副甲状腺機能亢進症と診断できる.
無症候例でもすでに骨塩量が低下している場合も多く,禁忌例を除いては可能な限り手術を推奨する.
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