今月の主題 癌治療の最前線
トピックス
癌治療の指標としての腫瘍マーカー
服部 信
1
Nobu Hattori
1
1金沢大学医学部・第1内科
pp.1046-1047
発行日 1982年6月10日
Published Date 1982/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217799
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腫瘍マーカーの臨床応用は,腫瘍のスクリーニング,腫瘍の診断が最も一般的なものであるが,癌治療の指標としての価値も応用面の1つである.もちろん,自然は診断とか治療の指標になるようにと考えて腫瘍マーカーを生合成しているのでなく,腫瘍の本来の性格に基づいて,過剰に生成した腫瘍マーカーを逆に利用して臨床上に応用しようというわけである.当然自ら制約も生ずるのである.
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