今月の主題 感染症と免疫
感染症の診断
エンドトキシン検査
河合 忠
1
,
田村 弘志
1
Tadashi KAWAI
1
,
Hiroshi TAMURA
1
1自治医科大学・臨床病理学
pp.218-219
発行日 1982年2月10日
Published Date 1982/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217617
- 有料閲覧
- 文献概要
エンドトキシンの構造と生物活性
エンドトキシンは,グラム陰性桿菌の外膜を構成する成分の1つであり,分子量が約100万のリポ多糖で,図1のような構造をもっている.エンドトキシンの生物活性は多岐にわたり,表1のごとくまとめることができる1).これらの生物活性のほとんどすべてが分子量数千のLipid Aに局在しており,この部分の化学的修飾によって生物活性と化学構造との関係が解明され始めている.
Copyright © 1982, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.