今月の主題 臨床検査史―国際的な流れとわが国の動向
各論
内分泌検査
宮井 潔
1
Kiyoshi MIYAI
1
1大阪大学
キーワード:
イムノアッセイ
,
内分泌負荷試験
,
マス・スクリーニング
Keyword:
イムノアッセイ
,
内分泌負荷試験
,
マス・スクリーニング
pp.1656-1660
発行日 2006年12月15日
Published Date 2006/12/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542100804
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
内分泌検査はホルモンの生物学的測定法の研究から始まったが,実際に検査として実用化されたのは化学的測定法が開発されてからである.それがイムノアッセイによる微量測定法の登場により,ほとんどすべてのホルモン測定が可能となり,飛躍的発展を遂げた.また新しい薬剤やホルモンの負荷試験も開発された.さらにクレチン症に始まる先天性内分泌疾患のマス・スクリーニングは予防医学に貢献している.これらの発展にはわが国の研究者の活躍が目覚しい.〔臨床検査 50:1656-1660,2006〕
Copyright © 2006, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.