今月の主題 臨床栄養学—最近の進歩
人工栄養法—経静脈栄養法と経腸栄養法を中心として
消化器外科の術前術後
碓井 貞仁
1
,
小越 章平
1
Sadahito USUI
1
,
Shohei OGOSHI
1
1千葉大学医学部・第2外科教室
pp.630-631
発行日 1981年4月10日
Published Date 1981/4/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217126
- 有料閲覧
- 文献概要
高カロリー輸液法(IVH)は上大静脈内にカテーテルを留置し,糖質,アミノ酸,電解質,ビタミンなど生体に必要な栄養成分を持続的に投与する栄養法である2).一方,成分栄養法(ED)は,すべての成分が化学的に組成が明らかなものだけから構成されているダイエットを,経口的にあるいはチューブを介して経腸的に投与する栄養法で4,5),いずれも消化器外科領域に必須の栄養法,必須の治療手段として定着している.本稿では,IVH,EDの概要について述べるとともに,教室におけるIVH, EDの実際を紹介し,諸家の参考に供したい.
Copyright © 1981, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.