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光ファイバを用いた心臓内圧測定
松本 博志
1
,
小林 健二
2
Hiroshi MATSUMOTO
1
,
Kenji KOBAYASHI
2
1東京大学医学部・胸部外科
2東京工業大学工学部
pp.150-151
発行日 1981年1月10日
Published Date 1981/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402217015
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光ファイバを用いたカテーテル先端型血圧測定装置は,心臓カテーテル法の発展に伴って開発されてきた技術である.
本装置は圧変換素子をカテーテルの先端に取り付けた構造の,プローブ型の圧力および心音変換器(トランスジューサー)である.ここにトランスジューサーを設計する上での要点を列記すると,①安全性,②感度,③周波数応答,④S/N,⑤直線性,⑥安定性,⑦操作性,⑧製作性,⑨安価などである.これらはトランスジューサーの超小型化と相反する事項が多く,安全性の重視下における大きさと特性との戦いである.
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