老人診療のコツ
不定の精神症状,意識障害,神経症状—まず慢性硬膜下出血を考える
大友 英一
1
Eiichi OHTOMO
1
1浴風会病院
pp.272-275
発行日 1980年2月10日
Published Date 1980/2/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216418
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老年者では痴呆化を始め,不定の精神症状,神経症状を示しやすいものである.痴呆を主とした精神症状のみの場合もあり,さらに神経症状の加わることも多い.また意識レベルの低下を中心とする場合も少なくない.
このような場合,第一に考えるべきものが慢性硬膜下出血(血腫)である.
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