臨時増刊特集 これだけは知っておきたい検査のポイント 第2集
X.内分泌機能検査
135.トルブタマイド試験
平塚 任
1
1国立西埼玉中央病院内科
pp.1950-1951
発行日 1979年10月20日
Published Date 1979/10/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402216239
- 有料閲覧
- 文献概要
異常値を示す疾患
トルブタマイド試験の異常はトルブタマイド負荷後の血糖の下降が弱い場合と強い場合とに大別される.前者はトルブタマイド負荷後,血糖の下降が正常に較べて緩やかで,最低値に達する時間が遅れ60分,あるいはそれ以上を要し,かつ血糖下降の程度が弱い場合であり,後者はトルブタマイド負荷後,血糖の下降が正常に較べてより速やかで著明な低値を示し,その後回復が遅れ3時間以上も正常値に復さない場合である.これらの異常を表に示した.
Copyright © 1979, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.