今月の主題 癌と免疫
免疫強化剤による治療
嫌気性コリネ
服部 孝雄
1
1広島大原医研外科
pp.1018-1019
発行日 1979年7月10日
Published Date 1979/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402215958
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はじめに
1964年,Halpernら1)がC.parvumの網内系に及ぼす影響とその制癌の可能性について報告して以来,Halpem, Bioozi, Woodruff, Fisherら多くの人々によって,C.parvumの非特異的な免疫賦活作用が報告されてきた.欧米ではBCGとともに,癌の免疫療法の臨床面での中心的な役割を果たしている.本稿では,嫌気性コリネの制癌性について内外の状況を紹介し,とくにその臨床応用について述べてみたい.
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