感染症の検査法 Ⅲ 検査法各論
[6]同定法
B 種別同定法
3 嫌気性菌
渡辺 邦友
1
,
上野 一恵
1
1岐阜大学医学部附属嫌気性菌実験施設
pp.832-836
発行日 1989年5月15日
Published Date 1989/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1543205055
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嫌気性菌の臨床細菌学的意義が認識されるにつれ,臨床家の本菌に対する関心が高まり,嫌気性菌検査の要望が増加した.また,嫌気性菌用生培地の普及,嫌気性培養法の簡便化により,各種臨床材料からの偏性嫌気性菌の分離を日常検査の一環として取り入れる検査室も多くなった.それに伴って最近,嫌気性菌同定用キットの改良・開発が進み,嫌気性菌同定のルチーン化も可能となってきた.しかし,これらのキットを正しく使うためには基礎的事項の習得が必須である.
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