臨時増刊特集 これだけは知っておきたい治療のポイント 第2集
XI.腎疾患
3.腎不全の成因と対策
Uremic toxinの解明と透析装置の変遷
小林 快三
1
,
前田 憲志
2
,
小林 千太郎
2
1名大・分院内科
2名大・内科
pp.2271-2273
発行日 1978年12月5日
Published Date 1978/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402208332
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はじめに
現在の透析療法はすぐれた方法であり,10年以上の長期生存も容易になってきている.しかし,この透析法もなお習慣的に行われている部分がかなりあり,能率のよい効果の高い透析法への道を複雑なものにしている.
本稿においては,透析法によって除去しなければならないuremic toxinsの各々の毒性の強さや,その性状に応じた除去方法について述べる.さらに,これらの物質は透析時の透析効果判定の指標,非透析時の全身状態の指標としてもきわめて重要であるので,その臨床応用についてもふれたい.
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