演習・X線診断学 血管造影写真読影のコツ・11
骨盤動脈造影—とくに婦人科を中心として
毛利 誠
1
,
平松 京一
1
1慶大放射科診断部
pp.1581-1588
発行日 1977年11月10日
Published Date 1977/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207455
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骨盤動脈造影とは,腹部大動脈にカテーテルを置いて造影し,骨盤内の動静脈像を読むものです,骨盤内の動脈によって栄養される臓器(筋肉を含む)の血管の状態を把握することができます.
血管撮影は,腹部では一般に悪性腫瘍,良性腫瘍,ある種の炎症性疾患および動脈,静脈の疾患に対して行われます,しかし,かりに腫瘍の血管造影にしても,腫瘍が造影されるのではなく,腫瘍を支配する血管の充盈像とその経時的な変化がみられるのです.
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