演習・X線診断学 血管造影写真読影のコツ・12
脊髄動脈造影
平松 京一
1
1慶大放射線診断部
pp.2326-2332
発行日 1977年12月10日
Published Date 1977/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207674
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脊髄疾患の診断に血管造影が応用されるようになってもう10年近くになりますが,本邦でもこの脊髄動脈造影が最近ようやく普及してきました.脊髄疾患のうち血管造影の適応となるものとしては,脊髄動静脈奇形(A-V malformation),脊髄の腫瘍,外傷を含む脊髄の虚血性疾患などがあげられます.とくに動静脈奇形は最もよい適応であり,血管造影が施行されていないと手術時のアプローチが大変困難になるといわれています.そこでこの血管造影読影シリーズの最後に,脊髄動脈造影をとりあげることにします.
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