演習・X線診断学 血管造影写真読影のコツ・3
腎動脈造影
平松 京一
1
1慶大放射線診断部
pp.405-411
発行日 1977年3月10日
Published Date 1977/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402207124
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前回は血管造影の基本となる大動脈造影について述べたが,今回から選択的血管造影に入ることにする,そこでまず選択的血管造影としては,テクニックが比較的容易で,しかも診断上非常に役に立つことから,最も広く普及している腎動脈造影から始めてみたい.腎の動脈造影は,以前よりdos Santos法による経腰的直接穿刺の大動脈造影によって行われていたが,Seldinger法を用いた経皮カテーテル法によって,現在行われている大動脈造影ならびに選択的腎動脈造影のテクニックが確立したわけである.
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