臨時増刊特集 日常役立つ診療技術
診断篇
VIII.中枢神経系疾患の診断技術
5.知覚誘発電位
大和田 隆
1
,
大久保 修一
2
1北里大脳神経外科
2北里大臨床検査部
pp.1774-1779
発行日 1976年12月5日
Published Date 1976/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206895
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一般的に知覚(感覚)誘発電位といわれている検査は,末梢の感覚受容器を刺激したり,末梢神経を刺激して大脳皮質に起こる反応電位を,頭皮上から電気的反応としてとらえる方法である.一般には大脳誘発電位ともいわれている.
これらは,脳の電気活動として自発活動であるところの脳波とは異なり,明らかに末梢ないしは求心路の外来刺激に応じてとらえられる大脳での電気活動であり,自発活動である脳波とは区別されるものである.
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