臨時増刊特集 日常役立つ診療技術
診断篇
IV.呼吸器系疾患の診断技術
3.換気力学的検査
田村 昌士
1
1順大呼吸器内科
pp.1710-1712
発行日 1976年12月5日
Published Date 1976/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206879
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—般に換気力学的検査とは,肺・胸郭系(横隔膜を含む)の換気運動によって変化する換気量,圧,気流の相互関係を数量的に表し,肺・胸郭系の粘性,弾性,気流抵抗,慣性などの物理学的特性を知るための検査である.その主な検査項目とその意義については表1に示してある通りであるが,日常比較的簡便に実施できる検査はスパイロメトリー,flow volume,呼吸抵抗(インピーダンス)の測定である.ここではスパイロメトリーとオッシレーション法による呼吸抵抗測定だけについて述べる.
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