トピックス
食道癌の診断
鍋谷 欣市
1
1杏林大第2外科
pp.1628
発行日 1976年12月5日
Published Date 1976/12/5
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206851
- 有料閲覧
- 文献概要
本邦における早期食道癌の集計をみると,初発症状は極めて軽微なものが多く,とくに微小癌や表層型癌では,もはや嚥下困難など従来の症状によるチェックでは不十分である.また食道癌治療成績の向上のためには,かかる微小癌や表層型癌の早期発見によって,はじめて期待されよう.
筆者は,数年来食道癌の診断面での工夫に努めてきたが,小稿では食道X線連続撮影装置とカプセル法食道擦過細胞診の開発について述べてみたい.
Copyright © 1976, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.