図解病態のしくみ—消化管ホルモン・1
ガストリン代謝
石森 章
1
1東北大第3内科
pp.696-697
発行日 1976年5月10日
Published Date 1976/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206572
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ガストリンは17個のアミノ酸から成る代表的な胃酸分泌促進ホルモンであり,複数の目標器官に対し多彩な作用を示すが,その作用はC末端テトラペプチドTry-Met-Asp-Phe-NH2にもとづくことが知られている.産生細胞は主として胃幽門前庭粘膜に分布するG細胞であり,幽門を越えて上部小腸にも若干認められるが,時に異所性に膵腺腫中で産生されることもある.
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