今月の主題 SLE—成因から治療まで
SLEの診断
薬剤誘発ルプス
柏崎 禎夫
1
1北里大内科
pp.1928-1929
発行日 1975年12月10日
Published Date 1975/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206332
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ある種の薬剤を長期間連用していると,臨床的にも血清学的にも,自然発症の全身性エリテマトーデス(SLE)と極めて似た症候群を呈してくる時がある.これを薬剤誘発ルプス(drug-induced lupus)と呼んでいる.さて,本症候群が臨床免疫学の領域で,最近のトピックスの1つになっている最大の理由は,本症の発症機序解明が現在なお原因不明のSLEの病態解析に資すること大と考えられているからである.
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