今月の主題 内科医のための皮膚科的スキル
内科医が起こしうる皮膚疾患
薬剤誘発性過敏症症候群
藤山 幹子
1
,
橋本 公二
1
1愛媛大学医学部皮膚科学教室
pp.997-999
発行日 2003年6月10日
Published Date 2003/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402102089
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ポイント
・薬剤誘発性過敏症症候群(drug-induced hypersensitivity syndrome)は,発熱,臓器障害(肝腎障害,白血球増多,リンパ節腫脹など)を伴った重症薬疹である.
・原因薬剤が限られており,抗痙攣薬,サラゾスルファピリジン,メキシレチン,アロプリノール,ジアフェニルスルホン,ミノサイクリンが原因となる.
・原因薬剤を2~6週間内服後に生じる.
・発症後2週目以降にHHV-6の再活性化を生じ,発熱や臓器障害の再燃を認める.
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