特集 高血圧診療Update―「高血圧治療ガイドライン2019」で何が変わるのか?
二次性高血圧
薬剤誘発性高血圧
石井 健夫
1,2
,
熊谷 知博
1,3
,
田村 功一
1
1横浜市立大学大学院医学研究科循環器・腎臓・高血圧内科学
2横浜第一病院
3湘南鎌倉総合病院総合内科
キーワード:
薬剤誘発性高血圧
,
NSAIDs
,
カンゾウ
,
グリチルリチン
,
グルココルチコイド
Keyword:
薬剤誘発性高血圧
,
NSAIDs
,
カンゾウ
,
グリチルリチン
,
グルココルチコイド
pp.269-271
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_naika125_269
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Summary
▪NSAIDsやカンゾウ,ステロイドなどの薬剤や健康食品には,血圧上昇作用を有するものがある.
▪治療抵抗性の高血圧や,血圧管理されていてもコントロール不良となった場合には,併用薬剤や他の医療機関での原因薬剤投与の可能性,生活習慣におけるカンゾウなどの摂取に注意して病歴を聴取する必要がある.
▪高血圧患者に限らず,NSAIDsやグルココルチコイドを投与する場合には血圧上昇に注意する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020