術後障害とその管理
甲状腺手術後の障害 その1
柴田 一郎
,
牧野 永城
1
1聖路加国際病院外科
pp.1432-1436
発行日 1975年8月10日
Published Date 1975/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206198
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柴田 甲状腺の病気について,ここ数十年のあいだに病態生理の解明に伴って,分類,したがって病名をはじめとして,考え方が非常に変わってきました.私たち一般内科医も,診察するときには,必ず甲状腺を触れるよう心がけておりますが,甲状腺の病気はかなり外来でもみかけるように思います.したがって,手術もかなり多く行われると思うのですが,新しい分類や病態の考え方から,甲状腺の手術適応についても当然変わってきていると思います,したがって,甲状腺手術後の障害について,内科医の参考になるような,取り過ぎによる障害とか,再発など手術後の問題について,新しい観点からお聞かせ願いたいと思います.
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