今月の主題 感染症—最近の話題
細菌感染症—特殊宿主と感染
白血病と感染
山田 一正
1
1名大第1内科
pp.1185-1187
発行日 1975年7月10日
Published Date 1975/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402206124
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急性白血病には免疫機能不全および顆粒白血球の量的,質的不全が病態の一部として存在1)するに加えて,強力な抗白血病剤による治療により,これら不全の状態がさらに強まり,その結果,急性白血病の臨床経過における感染症の頻発は至適治療計画の継続上最大の制約となっており2,3),これに向けられる対策が化学療法の成否をきめるということができる.
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