内科専門医を志す人に・私のプロトコール
III.呼吸器
西崎 統
1
1聖路加国際病院・内科
pp.348-349
発行日 1975年3月10日
Published Date 1975/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1402205829
- 有料閲覧
- 文献概要
興味ある分野中心に知識を広げる
内科専門医の認定試験は,卒業時の国家試験の内科のレベルから考えても,もちろん,かなり高いレベルのものと考えてよい.場合によってはsubspecialityに近い知識まで要求されることがある.しかし5年間の臨床研修中に内科の各分野を比較的に平均して研修すれば,まずまず臨床上の知識は大丈夫ではないかと思われる.その間に,いつのまにか自分の得意の分野,また興味を持つ分野ができるものである.その分野を中心に広い範囲にわたって知識を拡げてゆくのも1つの方法ではないかと思われる.
私の場合は臨床研修中に幸いにも放射線科の一員として勉強する機会を得た.その間に,X線診断の基本,さらに特殊検査の手技および読影をできるだけ多く経験するように心がけた.
Copyright © 1975, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.